書籍:僕は話がしたい。他の誰でもない、あなたと。

言いたいことは言えばいい。

私はいつも言いようのない違和感と捉えようのない不安感を抱えていました。みんな綱渡りで、何か失敗をすればそのまま転落してしまうのが日本の社会です。それなら無難にと、家族の将来や自分の老後ばかりを考えて一歩を踏み出せない人がたくさんいます。「それで本当に幸せな人生を歩んでいると言えるのだろうか」そんな素朴な疑問が私を捉えて離しませんでした。その問いが私自身に向かって発せられたものだったからに違いありません。しかし、思ってはいても口に出せなくて黙り込んでしまう。自分を抑えつける。そんな閉塞感に苦しむ日々が続きました。どうすればそこから抜け出せるのか。答えは突然やってきました。(「あとがき」より)